私が教育を考える上で、欠かせない言葉があります。
「難しいことを易しく 易しいことを深く 深いことを面白く」
小説家、劇作家、放送作家としてご活躍された
故・井上ひさし先生が創作のモットーとして掲げられた言葉です。
私が、前任校で教員として走り出した時からずっと
私の教員としての道標となっています。
医療の分野は、決して簡単なものではありません。まして、柔道整復師は人の身体に直接触れ、その「痛み」を和らげる仕事です。問診や触診から、身体のサインを読み取り、施術・治療を行わなければなりません。
そのために、解剖学や生理学をはじめとする人間の身体の仕組み、構造などに関するたくさんの情報と深い知識が必要となります。
だからこそ、「難しいことを易しく」そして、「易しいことを深く」が必要なのです。
近年、教育現場の課題として若い世代にどう興味・関心を持たせるのか、またどう維持させるのかが挙げられます。世代に関わらず、この学校の第一期生の頃から、私は「深いことを面白く」から学科の教員と共に、創意工夫を重ね学生たちの教育に挑み続けています。
学生の利益(国家試験合格)のため。
私たちはこれからも「教育力の向上」に努めて参ります。