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柔道整復師科
令和4年度 高齢者疑似体験

2022/12/27

前回に引き続き、1年生の社会福祉学の授業の様子をご紹介します。

前回の記事はコチラ

今回は高齢者疑似体験です。

前回同様2人1組になり、高齢者役と介助者役に分かれます。お借りした高齢者疑似体験用のセットをつけて高齢者と同じ条件、つまり体を自由に動かせないようにします。

今回は利き手側の半身麻痺という設定です。

 

右利きの学生は右腕と右脚に重りをつけ、また、重りを入れたベストも着用。仕上げに見えにくくなる眼鏡もかけて完成です。

利き手を不自由にするため、相棒がつけてあげます。

杖も身長に合わせて高さを調節する必要があります。

初めて自分に合った杖の長さを知りました。

こちらは柔道部の学生、太腿が鍛えられているので装備が届くかどうか微妙。

めいいっぱい伸ばしてなんとか装備完了。

ベストもなんだかパツパツですが、本人たちは楽しそうです。

 

では、実際に歩いてみましょう。

ルートは4階の実技室から階段を上り、5階の柔道場をぐるっと一周してから4階に戻ります。

今回重要なのは介助者役。ゆっくりしか動けない高齢者(役の学生)を上手に介助してスムーズにミッションをクリアしなければなりません。

最初の難関は階段。

上るときは介助者はどこに立てばいいでしょう?

正解は後ろ。

高齢者が上りやすいように腰を支えます。

5階に到着したら柔道場へ。

靴(今回はサンダル)を脱がないといけないですし、柔道場は畳。フロアと感触が違います。

大渋滞。

スムーズな移動が必要です。介助者の腕が試されます。

柔道場周回コースをクリアしたらまた4階に戻ります。

さて、今度は上るより大変な下りです。

介助者はどちらに立つのが正解でしょうか?

答えは前。

階段を踏み外したとき、受け止められるように高齢者の前にいるようにします。

本当は不便な麻痺側の前方にいるのが理想ですが、うまく出来ないうちに前方から階段を上ってくるペアが!

慣れていない介助者役の学生たちは大混乱でした。

もう少し頑張りましょう。

お手本を紹介している昨年の記事はコチラ

医療従事者として、車いす介助や高齢者の移動介助は必要なスキルです。

スムーズにスマートに介助誘導できる格好いい柔道整復師を目指しましょう!

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