- 柔道整復師科
前回に引き続き、1年生の社会福祉学の授業の様子をご紹介します。
今回は高齢者疑似体験です。
前回同様2人1組になり、高齢者役と介助者役に分かれます。お借りした高齢者疑似体験用のセットをつけて高齢者と同じ条件、つまり体を自由に動かせないようにします。
今回は利き手側の半身麻痺という設定です。
右利きの学生は右腕と右脚に重りをつけ、また、重りを入れたベストも着用。仕上げに見えにくくなる眼鏡もかけて完成です。
利き手を不自由にするため、相棒がつけてあげます。
杖も身長に合わせて高さを調節する必要があります。
初めて自分に合った杖の長さを知りました。
こちらは柔道部の学生、太腿が鍛えられているので装備が届くかどうか微妙。
めいいっぱい伸ばしてなんとか装備完了。
ベストもなんだかパツパツですが、本人たちは楽しそうです。
では、実際に歩いてみましょう。
ルートは4階の実技室から階段を上り、5階の柔道場をぐるっと一周してから4階に戻ります。
今回重要なのは介助者役。ゆっくりしか動けない高齢者(役の学生)を上手に介助してスムーズにミッションをクリアしなければなりません。
最初の難関は階段。
上るときは介助者はどこに立てばいいでしょう?
正解は後ろ。
高齢者が上りやすいように腰を支えます。
5階に到着したら柔道場へ。
靴(今回はサンダル)を脱がないといけないですし、柔道場は畳。フロアと感触が違います。
大渋滞。
スムーズな移動が必要です。介助者の腕が試されます。
柔道場周回コースをクリアしたらまた4階に戻ります。
さて、今度は上るより大変な下りです。
介助者はどちらに立つのが正解でしょうか?
答えは前。
階段を踏み外したとき、受け止められるように高齢者の前にいるようにします。
本当は不便な麻痺側の前方にいるのが理想ですが、うまく出来ないうちに前方から階段を上ってくるペアが!
慣れていない介助者役の学生たちは大混乱でした。
もう少し頑張りましょう。
医療従事者として、車いす介助や高齢者の移動介助は必要なスキルです。
スムーズにスマートに介助誘導できる格好いい柔道整復師を目指しましょう!
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