- 柔道整復師科
残暑が厳しかった10月初旬。先生が何やら作っていました。
日常生活では見たことがない形です。これは何でしょうか?
これは「ミッテルドルフ三角副子」というものです。
骨折した部分を固定する時、体に負担がかからない様に腕を支えるためのものです。
ではなぜ先生はミッテルドルフ三角副子を作っていたのでしょうか?
答えは、今年の認定実技審査のためです。
こんな風に使います。
上手に包帯を巻くために、患者役の学生の体に合わせて作る必要があったんですね。
さて、認定実技審査については毎年学生の様子をご紹介していますが、
今年は去年と全く違います。
患者役(モデル)の体に接触しなければならない審査のため、近年の新型コロナウイルス感染症の影響で、去年、一昨年と2年連続で審査内容が縮小されていました。
今年は自粛が緩和され、本来に近い形で実施されることになりました。
2年振りということは…そうです!今年審査を受ける3年生は、1年生の頃も2年生の頃も縮小された審査の練習を見てきているので、今年のやり方は初めてなんです。
それぞれの項目を授業で練習してはいましたが、審査当日の流れとなるとまるで違います。
まず、縮小されていた頃は実技の出題範囲は10項目を1つのステーションで行っていましたが、今年は2つのステーションに分かれます。
第1ステーションは「整復・診察」の16項目から出題されます。
第2ステーションは「固定」の15項目からの出題。
合わせて31項目です。
白い実技服の学生は助手役と患者役(モデル)の2年生です。その他誘導係や、使った包帯の巻き戻しなど、3年生のために全面的に協力してくれています。
柔道は受身と礼法、口頭試問だったのが、口頭試問が無くなり形の実演になります。今年の形は6種類。
1日でこれだけの試験をこなすため、通し練習も大変ですが、先輩方も乗り越えてきました。
先生たちもついています。きっと大丈夫。
本番当日
試験前の3年生の様子です。
この緊張した表情。
そしてつられて緊張する2年生。
来年に備えて本番の緊張感を体験しておくのは、とてもいい経験です。
最後に審査が終了してほっとした表情を撮らせてもらいました。
お疲れ様でした。
認定実技審査は実技の卒業試験でもあるので、この日で柔道の授業も実技も終了。
明日からは来年の国家試験に向けて座学に集中することになります。
気を引き締めていきましょう!
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