- 柔道整復師科
先日1年生が「社会福祉」の授業の中で障害者体験と介助者体験をしました。
問題です!
Q:これはどういう恰好でしょうか?
ヒント:わざと体が動かないように制限しています。
答えは「高齢者の感覚を疑似体験するための恰好」です♪
どんなものを着けているのか詳しく見てみましょう。
利き手側(今回は右側)の腕、足首、膝にサポーター。これはもちろん関節をサポートするためのものではなく、動かないようにするのが目的です。手袋は握力を弱くするためです。そしてベストと腕と足首に合計4kgの重りを着けます。最後に視野が狭くなる眼鏡と耳にティッシュペーパーを詰めれば、見えにくく聞こえにくい、そして利き手側の半身が麻痺で動かしにくい疑似高齢者のできあがりです。杖の長さの調節方法も初めて知りました。
※これらの道具は「長崎県社会福祉協議会」からお借りしました。有難うございました。
二人一組になり、一人が高齢者、一人が介助者という分担で4Fの実技室から5Fの柔道場まで行って帰ってくるという課題です。
身体が思うように動かないので、階段移動が大変。
杖の使い方もおぼつかない様子。
柔道場を一周りして、いざ戻ろうとしたところで事件が勃発しました。
どれが自分のスリッパかわかりません!
確認しようにも見えにくいし、顔を近づけたくても膝が曲げにくくてなかなかしゃがめません。
気が利く介助者が素早くサポートしてくれて事なきを得ました。
実技室に戻るため降りようとしたら、今度は階段の行き違いでこれまた大変。
登るときは手すりを掴んでスムーズに上がれましたが、下りは条件が違います。
手すりが杖と同じ左側なので、どちらかしか掴めず、安定して階段を降りることができません。
問題です!
Q:この場合介助者は右側左側どちらに立つのが正解でしょうか?
答えは・・・そう。不便な右側から支えてもらった方が安心ですね。
介助を受ける側の気持ちを考えさせられました。
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