- 柔道整復師科
2月の柔道整復師科3年生。実技の授業も終わり、残る授業は国家試験対策の授業のみです。卒業前ということで、先日実技の授業で使った『副子』の解体をしました。
『副子』とは、骨折や脱臼をした患部に添え、動かないように固定する機材の総称です。
患部を安静にして痛みを軽減することと、症状が悪化するのを防ぐことが目的です。
柔道整復師科では、1年次に自分の身体のサイズに合う『副子』を自分で作成し、3年次の実技の授業が終了するまで、これらを使って包帯を巻く練習をします。
これは一昨年、先輩たちの練習の様子です。
練習方法は、ペアを組んだ相手とお互いに『副子』を交換し、相手に合った副子を使って患部を固定し、その上から包帯を巻いていきます。
『副子』で一番大事なポイントは「患者の身体にきちんと合ったものを使うこと」
人それぞれサイズも様々、大きかったり短かったりすると、患部をきちんと固定できないうえに、包帯も巻きにくいです。
さて、ここで問題です。
これはどこに使う副子でしょうか?
正解は・・・
体幹用です。
厚紙副子。肋骨骨折の固定で使います。
第2問はこれ!
どこに使う副子でしょうか?
正解は・・・手!
アルフェンス(アルミ副子)です。
手首から先の固定に使います。
様々な形、材料の副子がありますね。
2年半の間これを使ってたくさん練習してきました。
最後は皆で解体します。
例えばこの長い副子は、金属製(クラーメル金属副子)の芯に新聞を巻き、その上から青いクッション材(オルテックス)を巻き、更に皮膚が直接触れる部分にはストレスがかからないように包帯を巻く工夫した作りになっています。
その分解体も大変!!
こんなにたくさんのゴミが・・・!
2年半お世話になりました。
きれいに片づけて、あとは座学に専念するのみ。
がんばれがんばれ!もう一息!
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●体験入学●
3月:14日(日)/28日(日)
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